無料ホームページ作成サービスのメリットとデメリット

「無料でホームページが作れます!」

ホームページ制作をお考えの方なら一度はこんなキャッチコピーを目にしたことがあるのではないでしょうか?

これらはいわゆる”無料ホームページ作成サービス”と言われるもので、読んで字の通り無料でホームページが作れてしまうというとても優秀なサービスです。

【例】

  • Jimdo(ジンドゥー)
  • Wix(ウィックス)
  • FC2ホームページ
  • 忍者ホームページ
  • 無料ブログ(アメブロ、CROOZ など)

 

最近の無料ホームページ作成サービス(以下、無料ホームページ)は大変質が良く、「えっ、これがホントに無料なの!?」と驚いてしまうようなカッコよくてオシャレなホームページを簡単に作ることができます。

するとここでひとつ、こんな疑問が浮かびませんか?

「業者に高いお金を払ってホームページを作ってもらう意味ってあるの?」

確かにおっしゃる通りです。

しかし、集客性の高いホームページをお求めであれば有料ホームページの方が断然有利なのです。

そのワケをこれから解説していきましょう。

 

無料ホームページのメリット

  • 制作費・管理費が一切かからない。
  • 気軽に、しかも簡単にホームページが作れる。

 

制作費・管理費が一切かからない。

やはりこれが無料ホームページ一番の魅力と言えるでしょう。タダより高いものはないなんて言葉もありますしね。

 

気軽に、しかも簡単にホームページが作れる。

コストがかからない分、気軽に始められるのも魅力のひとつです。作り方も簡単で、決められた枠に文章を入れていったり、予め用意されているパーツを並び替えるだけでアッという間にできてしまいます。サービスの登録からホームページの開設まで、1時間もあればそれなりのホームページを作ることができます。

 

無料ホームページのデメリット

  • 機能に制限があり、思い通りのホームページが作れない。
  • 勝手に広告が挿入される。
  • 急にサービスが終了する可能性がある。
  • URL(ドメイン)を自由に選べない。
  • SEO対策が不利になる。

 

 機能に制限があり、思い通りのホームページが作れない。

上でも記している通り、基本的に無料ホームページは予め用意されたパーツを並び替えて作っていくパズルのようなものです。そのため、自分の欲しい機能(パズルのピース)がなければ諦めるしかありません。

 

勝手に広告が挿入される。

せっかく自分でカッコよく作ったホームページですが、無料ホームページでは勝手にページのどこかに広告リンクが貼られてしまいます。

ホームページの内容とは全く関係のない広告だったり、せっかく自分のホームページに来てくれたお客さんを広告リンクに奪われてしまうなんてことが考えられます。

では、なぜ広告を貼られてしまうのか。理由は次の項で説明いたします。

 

急にサービスが終了する可能性がある。

無料ホームページで一番恐ろしいのがこれです。無料ホームページで広告が挿入される理由は、サービス元の収益のためです。広告はいわゆる「スポンサーリンク」と呼ばれるもので、そのリンクからスポンサーサイトへアクセスが発生した際にサービス元へ広告費が支払われる仕組みとなっています。

つまり、無料ホームページサービスを利用する人が少なくなり、サービス元の収益が減ってしまえば無料ホームページサービスの提供ができなくなってしまうワケです。

他にも意図せずして利用規約を違反してしまったホームページを作成した場合でも、突然その利用を止められてもうそれっきり音沙汰なし。なんてこともあるみたいです。

 

URL(ドメイン)を自由に選べない。

【例】

  • http://○○○○○.the-ninja.jp(忍者ホームページ)
  • http://ameblo.jp/○○○○○/(アメブロ)
  • http://○○○○○.web.fc2.com(FC2ホームページ)

※○○○に好きな文字列を入れられる。

 

無料ホームページのURL(以下、ドメイン)は上記に例を挙げたように、どこかしらにサービス元のドメイン名が入っているマルチドメインと呼ばれるものが使われています。

なので、見る人が見れば「ここのホームページは無料のホームページサービスを利用しているのか」と気づかれてしまうわけです。

「そんなの別に気にしない!マルチドメイン?なにそれ?○○○の部分だけでも好きに変えられるならそれでいいじゃないか!」

そう思った方、実はそのマルチドメインが非常に厄介な性質を持っているのです。その理由は次の項で。

 

SEO対策が不利になる。

SEO対策とは対照の検索キーワードに対して、自分のホームページを他ホームページより上位に表示させてアクセス数を稼ぐために行う対策のことです。

SEO対策はホームページ全体のキーワードの見直しや、定期的な更新作業を適切に行うことによって少しずつ効果が現れる、とても根気のいる作業です。その分得られる効果は非常に大きいため、ホームページを運営する上でSEO対策は永遠のテーマとも言えるかもしれません。

 

さて、話を本題に戻します。

なぜ無料ホームページがSEO対策に不利なのでしょうか。それは上で説明したマルチドメインが原因なのです。

1キーワード1ドメインこれが現在の検索エンジンにおける決まり事です。

どういうことかと言いますと、『和食屋』というキーワードで検索した際に「和食屋Aさん」のページで全部検索結果が埋まってしまったとしましょう。そんな事になったら探す側としてもなんだか鬱陶しいですし、何より他の「和食屋Bさん」や「和食屋Cさん」が検索結果に表示されないのは可哀想ですよね?

そんな事が起こらないようにするために1つのキーワード対して同じドメインのホームページが表示されるのは1つまでにしよう、と決められたのが1キーワード1ドメインなのです。

(例えば検索結果1ページに10件まで表示される場合、『和食屋』という1つのキーワードに対して「和食屋Aさん」が10件分表示されるのではなく、「和食屋Aさん」~「和食屋Jさん」まで別々のホームページ(ドメイン)を10件分表示しましょうという事です。)

実際は1キーワードに対して1~3件ほど同じドメインのホームページが表示されるケースもありますが、あくまで原則は1キーワード1ドメインです。

 

マルチドメインとは親となる1つのドメインに属する子ドメインのことを指します。

いくらマルチなドメインだからと言っても、マルチドメインは検索エンジンから1つのドメインとして認識されてしまいます。

するとどうでしょう、「無料ホームページサービスA社」を利用して作った和食屋さんのホームページが100件あったとしましょう。そうするとまずその100件の中から優秀なホームページが1件だけ選定されます。さらに検索エンジンで『和食屋』と調べた際に表示される約32,400,000件(2015年5月22日現在)の中から10件が検索結果の1ページ目に表示されるワケです。

絞りに絞り込まれた長くて険しい道のりですね。そんな道のりをせっかく越えたのにいきなりサービスの終了が!なんて話も無くはないのだから恐ろしいです。

 

まとめ

以上が無料ホームページサービスのメリットとデメリットとなります。どうしてもデメリットの方が多くなってしまいましたが、それでもタダでホームページを作成できると考えればとても便利なサービスです。

今回は「集客性の高いホームページ」を作るのであれば、という観点からお話をさせて頂きました。

ちょっと趣旨は変わってしまいますが、ホームページを持つことののメリット・デメリットについては下記で軽く触れていますのでご参考までに。

総合広告代理店SELECT-ホームページをお持ちでない方

 

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